確率少の可能性に遭遇
2022年秋、新築のマンションを買って、ちょうど1ヶ月後に主人が倒れた。
亡くなれば払わなくていいのかもしれないが、損失は大きい。
主役のがん保険の隙間に高度障害の保険が加えられていたおかげで、保険金が下りた。
保険って、下りるのか。初めての出来事だった。
自分にとってあまり見たことがない額だったので、何度も見返す。
保険は30年積み立てている。
あまりにも払い過ぎなのでは、と思ったので毎月の支払いを下げてもらった。
今回のマンションの購入にあたり、毎月の保険料を減らすよう主人に頼まなければ、そのもらえる保険金の3倍になっていたことを聞いて、その複雑な気持ちを主人と二人でなだめすかした。
別の住宅ローンの団体保険、第一生命に何度も頼んでみたのだが、契約書には死亡以外は支払い実行のようだった。
保険は、確率は低いが損失は大きい。
滅多に起きない、でも起きたら損失大きい。
貯蓄という保険
マンションの保険は第一生命。
会社で入った保険は、住友生命。
やたら会社で付きまとわれて断れず、高い保険に入ったようで毎月25.000円
もっと下げてきてって言ったところ、月19.000円になった。
そんな下げてすぐに病気にならなくても。
下りた保険金の半分を住宅ローンの返済へ。
この先、全て自分が背負わなければならない。
やること全てが自分にかかってくる。
今回、自分の貯金は主人の入院費で全額使ってしまった。
そうだ、彼と二人の過ごす動画を撮ろう。
ずっと悩んでいたSonyのハンディカム、保険金が入ってすぐ買ってしまった。
最初の贅沢。
当時、このハンディカムは198.000円だった気がするが。
フルハイだと60Pだけど、4Kになると30Pになってしまう。
Sonyの一番残念なところだった。
旅行の経験の記憶が財産
主人の障害年金が下りた。
後遺症が重いゆえ一番高い金額が支給される。
その前に1年半の間、社会保険から毎月基本支給額が支払われた。
税金が毎月10万ほどで、痛いところ。
これから、守っていかなければならない。
自分が真面目でよかった。
退院して2ヶ月後に挙式をあげた。
そのあと、ふたりでよく出かけた。
たくさんの写真と動画。
麻痺で顔の表情もわからないけど、言葉も言語障害で聞きずらいけど。
そしてこの10年、おりた保険金を住宅ローンの返済に充てた残りの資産。
使わずに残しておいた。
そして、お葬式には盛大に送った。
ひとりで生きていくための資産をつくる
障害年金でずっと払ってきたマンションを売却した。
住んでいても、思い出すだけだから。
こんな、いい年になって資産持っても。と、思いつつ。
この時期、現金より違うものに変えた方が安全という話を聞いた。
それは金塊。
現金では価値が下がる。
全て変えた方がいいと言われたけど、不安だったので4分の1くらい変えた。
それはそうだ、現金を違うものに変えて、戻ってこなくなったら責めようがない。
その頃から、株式投資にも興味を持ち始めた。
証券や金塊購入はオンラインで簡単に行うことが出来る。
手数料も無料でNISAも試してみた。
なんだかギャンブルなような気がして、積み立て旧NISAについては16000円ほどで止めておいた 。
YouTubeで一番名の知れた米国株だ。
今ではなんと48%も値上がりしている。
今になって思えば、もっとやっておけば・・・。
この頃の日本株式は、今でもそうだが、とにかく上下する。
個別株など、特にだ。
見ているだけでストレスになる。
あっという間に暴落。
とにかくよく損をした。
分散していたので、大きい損失は無いものの、大体負けている。
今、ちょうど株を始めて2年と少し。
損切は多いものの。
波は激しい。
還暦を前に資産形成
今後は終活に近いものになっていく。
今から、たった今から今ある資産を動かしていく。
もちろんNISAは、そのまま。
この揺れる物価の動きの中で、分散するのは昔からのやり方で確実。
年金では、とても少ないという人もいるだろう。
自分は月3万くらいだ。
遺族年金は今は月11万だが、それは加給年金というものがあるためで、それは65歳になった時点で停止される。
なので、今より半分くらい無くなるので、自分の年金を入れても8万程度のものだ。
このご時世、きっと家賃にもならない。
ここで出てくるのが高配当株。
分散投資をして、タイミングを見て増額する。
これはとても難しく、額を上げればいいというものでもない。
最近ではSBI証券でも、1株から買える。
始めは4株あたりから買い始める。
それを個別株30種類ほど。
米国株はETFがあるので問題ないが、2重課税になる。
海外で10%課税され、国内で20%課税される。
為替の問題もある。
日本株の場合は為替は気にしない。
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