秩父へ、ハイキング

登山・ハイキング

初めてのハイキング

ここ1年くらい前から、山登りもハイキングもたくさんしてきた。

でもそれは、いつも誰かと。

今回は初めて、ひとりで山登りをしようと思った。

いつも、足も遅く疲れ果ててタイムリミットとなってしまう。

そろそろ秋めいてきた9月28日(日)早朝。

何とかパートナーと同じ体力が欲しいと思い、挑もうとした。

ところが当日、あいにくの曇り空。

午前8時頃の横瀬駅前は、山を登る人たちが結構いる。

それを見て、なんだか自分も登れるような気がした。

みんなそれぞれ仲間がいる。わたしは一人だ。

あー、不安だ。

仲間がLINEで「今日は武甲山はあきらめて。ハイキングの方がいい」と送られてきた。

せっかく来たのに、と思う反面、実は家を出るとき急いでいてレインコートを持ってきていない。

熊鈴もライトも持ってきていない。

時間厳守であわてた。

LINEで「あきらめた」と返信をして、「よかった」と返された。

とんだ登山者だなぁ、自分。

それからというもの、LINEで道案内をしてもらい、羊山公園へと向かう。

突然の雨。

ちょうど大きな木があったので、雨宿り。

以外に濡れない。

止んだ頃に、また歩く。入口がわからないので無理やり細い道を上がっていく。

草で靴が濡れまくる。ズボンも。

何とかたどり着いて、写真をパシャリ。

とりあえず西部秩父に行こうと思ったけど「ハイキング」と言われたので、琴平ハイキングコースを行く。

これがこれが、まず入口が見つけるのが大変だった。

地元らしき人から車で「どちらに行かれるのですか」と聞かれて、そのときは目的の名前がわからず「ちょっとハイキングでまわってるんです」とペコリとして別れた。

この辺りは、みなさん車の方はみんな女性ばかり。

この町、車必須。

「山と高原地図」というアプリを使って、矢印と歩いた所に色がつくので確認をしながら道を行く。

午前中なのに暗くて怖い。

緑が青茂る。ドキドキ。

矢印は間違っていない。

急斜面がないだけで、山登りと大して変わらない。

これがハイキングなの、という感じ。

山を登るといつも同じところが痛くなる。今回も膝と足の指。

ポール慣れしていないので、どこを突いたらいいのかわからずちょっと持て余してしまう。

何度もアプリで場所を確認してしまう。

そんな頻繁じゃなくても道は一つしか通れないようになっている。

立ち止まるたび蚊に刺される。

でもつい、また画面を見つめる。

もーかゆいかゆい。森の中。

この迷宮のような山の中、スマホの電源が30%。

このGPSがやたらと電気を食う。

充電しなきゃと立ち止まると、蚊がやってくる。この小さな虫に結構な恐怖。

仲間とのLINEも重要。

でも地図を読めることに安心したのかLINEが来ない。

山登りと大差変わらない。急斜面がないだけ。

足をかばうと足が痛みだす。

時間ばかりが過ぎる。

すれ違う人はみな、駆け抜けていく。

自分の力の無さにがっかりする。

スマホの電源が20%。もう見ない。この一本道を行こう。

このコースは、神棚と神様がたくさんいた。

その度にご挨拶。

ここは寄らなかったけど。

湧水がある道と駅がある道に分かれていて、迷いやすい自分はよく地図を見つめて、駅の方に向かう。

GPSが使えるうちに早く出口に行きたかったから。

お腹も痛くなって、急いだ急いだ。

ようやく出口にたどり着くと、何かの工場の中のようだった。

歩いていると、立ち入り禁止の看板。

「え、出口が立ち入り禁止区域?」

迷い込んだ車も引き返していったみたい。

とりあえず充電。ん?充電器はある。あれ、ケーブルが無い。

なんてこった。

急いでいて、忘れた。あー、もう。

LINEには「秩父神社にでも行って、ご飯食べたら」ということなので

影森駅から秩父まで電車に乗って秩父神社へ。

普通の散歩のように西武秩父駅へ行く。

ご飯じゃなくてスムージー飲んで、無事帰ってきた。

着替えも持ってきていないので、電車の背もたれが濡れた感じ。

初めて挑んだ感想は、自分には人よりタイムリミットがあるということ。

時間以内に計算しながら行かないと危険だということを改めて理解できたということ。

がんばろ。

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