那須岳の威厳、茶臼岳・朝日岳・三本槍岳

登山・ハイキング

百名山って?

日本の山のリストには、日本百名山、二百名山、三百名山などがある。

百名山が選ばれる理由は、主に「品格」「歴史」「個性」という深田久弥の百名山選定基準を基本とし、多くの人に知られ、立派な山であること。

標高1.500m以上。

二百・三百名山では、それ以下の低山も含まれる。

今まで登山した中で、一番人が多かった気がした。

今季初の1500m以上の百名山に挑戦

風がここちのよい5月の初夏。

週末になると、いつも雨。

天気予報では、何とか晴れそうな6月の週末。 

出発当日、金曜日の早朝。

電車は通勤ラッシュなので行き方を変えて飛び乗った。

上野駅の構内、新幹線乗り場はそれなりに人が流れる。

今回は平日で、近い場所なので自由席を選んでいた。

確かに、けっこう空いている。

上野から、

1時間ほどで着いた。

駅に着いて、そのままバスに乗り込む。

バスの中。

割と空いているイメージ

那須ロープウェイまで1時間ちょっと。

お土産屋さんもある。

トイレ休憩も。

いろんな人が合流する場所。

お土産屋の隣には、ロープウェイの時刻表と切符売り場がある。

ロープウェイは結構大きい。

到着まで5分かかり、ひたすら5分間話す運転手さん。

ロープウェイの出口は、もうすぐそこに絶景が。

まず茶臼岳に挑戦、ロープウェイで9合目まで

もう9合目なので十分美しい。

この道の先に茶臼岳山頂がある。

広大な景色の中、1キロほどで山頂に着く。

登り途中、後ろを振り向く。

おおー、としか言えず。

茶臼岳山頂。

50分ほどで辿り着く。

自分の足が遅い。

岩が多くて、滑りやすい。

標高1915m

まだお昼、このまま山小屋まで一直線。

山頂で30分ほど昼食を済ませ、このまま山小屋に向かう。

お昼過ぎたくらいなのに、もう山小屋に。と思った。

12時45分頃。

遠くの小屋、あそこかなーって思ってたら避難所だった。

避難所で少し休憩したら、この先行くよ。

13時30分。

急な下り坂で、砂利道が滑る。

道じゃないような小さな道を歩いていく。

落ちたら上がれない。

やっと砂利道を抜ける。

この先、湧水があるらしい。

延命水、何かあるのだろうか。

とても冷たい。

錆びているけど、カップが置いてあった。

森の中に山小屋

今夜はここにお泊り。

そんな気温差感じない。

只今の時間、15時。

結構かかった。

繋がった隣の山小屋。

なかなか古風。

山小屋だけど

温泉がありました。

硫黄だなぁ。

山小屋の温泉

小屋の中は、全てが材木で出来ているかのように古風。

物音ひとつ、隣に聞こえてしまう。

とりあえず、お風呂に。

ん?

混浴・・・。

ちょっと見えずらいけど、混浴と女子の時間が書いてある。

お風呂上がりの1杯

気持ちよさそう。

通り道に公衆電話。

20秒400円⁉

たっかー。

電気も特別。

コンセントも無い。

ささっ。

露天風呂に行ってみよう。

入りずらい。

さらに奥。

ますます入りずらい。

まだ登るの?

あ、見えた。

ここ⁉

男の人の声するけど。

ここが脱衣所

外じゃん。

完全に。

露天風呂。

ここで入んのー?

入りずら―。

ここに来た時、男の人2人は時間が過ぎていることを忘れて、謝りながら帰っていった。

そのあと、女の人たちが数人来て温泉に浸かりに、ビールを飲みながら騒いでいた。

山小屋の夜、暗くなるまで電気はつかない。

17時30分、夕飯。

質素なお膳立て。

質素でも美味しかったー。

ご飯お替り自由。

この山小屋のオーナーさんが、今後の話をしてくれた。

「この時間、露天風呂からの夕日がきれいですよ」

食事後、まだ外は明るいので、コーヒーを沸かした。

奥にはテント泊がいくつか。

21時、消灯。

この山小屋、水はたくさんあるけど電気は使えない。

翌日にお湯届く程度。

WiFiも一切使えない。

もちろん電話も。

21時に消灯。

寝るしかないので、布団の中。

眠れない。

21時に一斉に切れる。

電気のライトがペンライトのように見える。

そこまでは明るくないが、存在だけがわかるといったところ。

23時ごろ、窓を開けて外の様子を見た。

すると、下の川でテント泊をしていた人が食器を洗っていた。

頭にライト付けて、皿の汚れを取っていた。

時間がかかっていたので、水が冷たいせいだろう。

窓を開けると、かなり寒い。

夜はこんな冷えるんだな。

布団に戻る。

何度も目が覚めて、寝たのか起きていたのかわからず早朝を迎える。

軽く朝食を済ませ、次の山に向かう

朝、6時前には、もうみんな起きだして身支度をしている。

歯磨きも歯磨き粉は使えず、石鹸も使えない。

水の出も弱く、節約されている。

山小屋の朝食の合図のドラムが聞こえた。

そのまま朝食は無しで、山小屋を出る。

山小屋を出る前に

ここで少しお腹に入れよう。

栄養満点。

たんぱく質豊富のベースブレッド。

わずか5分足らずで出発。

「行ってらっしゃーい」と言われ、従業員の人を背に山小屋を出発。

さあ、登山の入り口だ。

次の山、三本槍岳に向かう

登り途中の山々が美しい。

30分ほど行くと、温泉が湧いていた。

匂いが充満している。

あの山小屋、ここから温泉を引いているんだね。

専用だって。

すごい、ひとり占め―。

け、、険しい・・・。

石に針金が張り巡らせてある。

坂が急だと滑らないようにしてあるのか、しっかり踏みこめる。

それだけキツイ。

途中の隠居倉で朝食。

現在7時30分。

印として、あるのかな。

途中経過。

山の上に見える細かいものは、登山者たち。

これから、そこへ向かう。

15分で朝食を済ませ、三本槍岳へ向かう。

広大な景色が広がる中、遅れをとる自分を待ってくれる彼。

情けない。

これから、ひたすら山の上を歩いていく。

目線の下は広大な緑が広がる。

まず、あの山頂まで。

しかしまだ、そこはまだ途中地点。

もうすぐ。

この通過地点、みんなのたまり場。

ザックを置いて行っている登山者も。

この先、ザックを降ろして向かう。

帰りにまた戻る。

その先はまるで尾瀬のよう。

到着。

登山者たくさん。

端の隅っこに山名標。

「三本槍岳」

標高1917m

記念撮影を撮ったら、次の山へ。

現在11時30分

最後に向かうは、朝日岳。

この那須岳は、本当に石や砂利が多くて滑りやすい。

足先の神経を使い果たす感じ。

慣れてないので、苦労する。

この先が朝日岳。

岩がゴロゴロ。

登り途中。

目線の下は絶壁

山頂。

狭くて歩きずらい。

360℃、けっこう絶壁

標高1896m

さ、戻ろう。

下りも急だ。

やっと戻れた。

この辺りは登山者多い。

ザック置いたところで昼食。

現在12時45分

辛いの持ってきた。

ここでは普通が良かった気がする。

でも汁物すごくいい。

この後、まっすぐ出口まで。

歩く脇は絶壁。

登山者にとって、当たり前のこと、らしい。

やっと休憩所に戻る。

岩が苦手だった。

再認識。

足痛い。

動画でお送りできないのが残念。

リアルに怖い。

遠近がわかれば足がすくむ。

遠くにロープウェイが見える。

初経験。

しっかり掴まらないと、マジ危険。

たかがまっすぐ。

足が痛い。

道は悪くない。

もうすぐ出口かな。

出口に差し掛かり、振り向いて撮影。

この先、バス停。

ロープウェイ。

駐車場。

ここから、バスで那須塩原駅まで。

現在、14時50分。

ここに到着したときは、足に大きなマメができた。

下半身に全て痛みが走り、引きずるようにここへたどり着いた。

走ることもできない。

急ぐこともできない。

だいぶ訓練してきた。

自分の足で、ここまで戻ってきた。

でも登山者とは言えない。

初心者となんら変わらない。

何度も挑戦し、今度こそ軽快に降りてこよう。

また、広大な神々の頂に向かおう。

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