人生の一人旅

ごあいさつ

一人旅の意味

旦那が亡くなって、もう4年になる。

早いものだ。

あの時は占いにすがり、カウセリングにすがり、でも人生を捨てた気もした。

二人で買った新築の小さなマンション。

一人になって一瞬で不要になった。

二人で生きた思い出の時間。

旦那の残したたくさんの荷物。

あっても苦痛なので、パソコンだけ残してすべて処分。

基本、人付き合いが嫌いなのに、この頃やたらと接触が多くなる。

特に母親の友達に会うことが多い。

まぁ、かわいそうだと思ったのだろうね。

自分の友達は病気で亡くなったり、他は付き合いがない。

こんなのは友達じゃないかも。

仕事に明け暮れて、友達出来なかった。

旦那が亡くなって、しばらく誰とも口を利きたくないし、人の顔も見たくない。

本当に一人になって、不必要になったこの先を

何も考えられずただ二人の思い出だけが、走馬灯のよう。

旦那のお兄さんの娘ちゃん(右・23才)と。

三回忌に北海道から来てくれた。

2022年5月 東京都

リフォーム済み

この部屋で10年過ごした

32平米

これから

今の仕事は、もう8年ほどになる。

ただのバイト、個人経営のお弁当屋さん。

旦那が亡くなる前日も仕事した。

本当なら辞めたくて辞めたくて。

危篤なんだから休みたかった。

でも危篤を理由に休むのは良くないんじゃないかと無理に働いた。

休んだ方がいいのではないかと言ってくれる人は誰もいない。

やっぱり休むことはできないんだと、いつどんな時も勤務した。

具合が悪い時はやむを得ないので休んだけど。

いつもギリギリしか人を雇わないので、ひとりいないだけでも大変なことになる。

しかも猛烈に忙しい。

人が休むと、自分は朝から晩まで働く。

誰かが休むと、必ず自分にとばっちり。

そんな金銭に困ってない。

時間ばかり失ってうんざりする。

そう思いながら毎日、辞める理由が見つからず仕事に出かける。

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